2-3.データベースのテーブルを定義する

Flutter

2020.11.15

今回はデータベースのテーブルを定義しましょう。

dogというテーブルを使用するためにDogというクラスを作成します。

class Dog {
  int id;
  String name;
  int age;

  Dog(this.name, this.age);
  Dog.withId(this.id, this.name, this.age);
}

まずはテーブルの要素を定義します。

今回作成しているアプリでは犬の名前をStringで_name、年齢をintで_ageとします。

またデータベースにはキーとなるIDが必要でintで_idとします。

そして引数を定義したDogとDog.withIdを作成します。

次にDogオブジェクトをMapオブジェクトに変換するtoMap()という関数を作成します。

上記のコードの7行目以下に下記のコードを追加します。

Map<String, dynamic> toMap() {
  var map = Map<String, dynamic>();
  if (id != null) {
    map['id'] = id;
  }
  map['name'] = name;
  map['age'] = age;

  return map;
}

Mapとは型の一つでkeyとそれに対応したvalueと2つの値を対で格納するオブジェクトです。

今回はデータベースを管理するためにデータをMap型で扱わなければならないので、Map型に変更する必要があります。

逆にMapオブジェクトからDogオブジェクトを抽出するためMapを引数に定義したDog.fromMapObject(Map<String, dynamic> map)を作成します。

Dog.fromMapObject(Map<String, dynamic> map) {
  this.id = map['id'];
  this.name = map['name'];
  this.age = map['age'];
}

データベースから受け取ったMap型のテーブルデータをDogクラスで扱うために必要となります。

まとめると以下のコードとなりdog.dartとして保存します。

class Dog {
  int id;
  String name;
  int age;

  Dog(this.name, this.age);
  Dog.withId(this.id, this.name, this.age);

  // Convert a Dog object into a Map object(DogオブジェクトをMapオブジェクトに変換します)
  Map<String, dynamic> toMap() {
    var map = Map<String, dynamic>();
    if (id != null) {
      map['id'] = id;
    }
    map['name'] = name;
    map['age'] = age;

    return map;
  }

  // Extract a Dog object from a Map object(MapオブジェクトからDogオブジェクトを抽出します)
  Dog.fromMapObject(Map<String, dynamic> map) {
    this.id = map['id'];
    this.name = map['name'];
    this.age = map['age'];
  }
}

次回は今回作成したdog.dartを利用してデータベースを構築していきます。